「座りすぎ」は、実は体にかなり負担をかけています
デスクワークやスマホ時間が増え、
気づいたら、何時間も座りっぱなしになっていませんか?
実は最近、
👉 日本人を対象にした大規模研究で
「座っている時間」と「死亡リスク」の関係が、かなりはっきり示されました。
今日はその研究結果を、できるだけ噛み砕いてお話しします。
座っている時間と死亡リスクの関係
この研究は、
京都府立大学・日本多施設共同コホート研究(J-MICC研究)によるもので、
日本人約64,000人を平均7.7年追跡したものです。
ポイントはここ👇
✔ 座る時間が2時間増えるごとに、死亡リスクが約15%上昇
✔ 生活習慣病がある方は、リスクはさらに上昇
(脂質異常症:18%、高血圧:20%、糖尿病:27%と増加。)
さらに3つすべてを持つ方では約42%とリスク上昇がさらに大きい
✔ 驚くべきことに
日中の座っている時間と死亡リスクの関係は、
余暇に運動をしているかどうかに関わらず持続していた
つまり…
「運動しているから大丈夫」
「ジムに行っているから安心」
とは、言い切れないということです。
実は日本人は「世界でもトップクラスで座っている時間が長い」
さらに驚くデータがあります。
Bauman らの研究では、
世界20カ国の平日の総座位時間を比較しています。
その結果👇
・20カ国全体の 1日の座位時間の中央値: 約300分(5時間)
・一方、日本は 中央値が420分(7時間)

これは、サウジアラビアと並んで20カ国中最長でした。
つまり日本人は、
世界的に見ても「かなり座っている国」 なのです。
この背景を考えると、
「座る時間が増えるほど死亡リスクが上がる」
という日本人の研究結果は、決して他人事ではなことが分かります。
なぜ座りすぎが問題なの?
長時間座っていると、身体の中ではこんなことが起きます。
・血流が滞る
・筋肉が使われなくなる
・代謝機能が低下する
・血糖値や脂質のコントロールが乱れやすくなる
その結果、
✔首・肩こり
✔ 腰痛
✔ 猫背・反り腰
✔ 疲れやすい
✔ 痩せにくい
✔冷え
といった不調につながっていくのです。
そして特に問題なのは、
「長時間、続けて座ること」。
デスクワークで
「気づいたら3時間ほぼ動いていない」
という状態は、体にとってはかなりの負担となります。
「座る時間を減らす」ことが、最大の予防
大切なことは、
✔座りっぱなしを減らす、
✔ 日常の中で、こまめに身体を動かす
✔ 固まった身体を、定期的にリセットすること
この積み重ねが、
将来の不調や死亡リスクを下げることにつながっていきます。
そして、私が提供しているピラティスは、
・座りすぎで固まった背骨や筋肉を動かしたり、
・崩れた姿勢と呼吸を整えていきます
ピラティスで
正しい感覚を身体へ入れて、日常に落とし込む
ーこれが、身体の不調に対する根本改善への最短ルートです。
日常生活でできる、座りっぱなしを減らす小さな習慣
今日からできることは、とてもシンプル。
- 30分〜1時間に一度、立ち上がる
- トイレや飲み物を取りに行くなど動く
- エレベーターではなく、できる範囲で階段を使う
- 普段よりも遠回りして歩く、など
なかなか運動習慣を身につけることが苦手な方でも
日常の中で小さな運動を取り入れる。
これだけでも、
血流や筋肉への刺激は大きく変わります。
「今の選択」が、未来の身体をつくる
座りっぱなしをやめる”という小さな選択を、
今日から少しずつ増やしていくこと。
そして、
ピラティスで
・正しく動く感覚を思い出し
・整った姿勢と呼吸を身体に入れることで
その選択は、
「頑張る」から
「自然にできる」「心地よい」へと変わっていきます。
ピラティスで整えた感覚を、日常へ。
まずは“長く座り続けない”ことから始めてみてください。
そして、ぜひ体験レッスンもお待ちしております。

